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オカヤドカリについて

オカヤドカリは天然記念物です。飼育できる天然記念物です。

オカヤドカリ

オカヤドカリは1970年(昭和45年)に、小笠原諸島におけるオカヤドカリの個体数の減少を受け、天然記念物として指定されました。その後、1972年(昭和47年)に沖縄が日本に返還された時に沖縄及び南西諸島のオカヤドカリも天然記念物の指定を受けることになり、当時釣り餌として人気がありましたのでオカヤドカリ専門の捕獲業者も存在していました。

その後、天然記念物として保護するほどに個体数が少ないわけではないと言う事もあり、また採取業者保護の目的で、沖縄県・鹿児島県の指定業者に限り量を限定することで捕獲が認められるようになりました。

現在採取許可業者の採取した個体は販売・流通可能です。当店は採取許可業者または問屋より仕入れた個体を販売していますのでご安心下さいませ。

また個人の方でも沖縄などを訪れた時に、砂浜からオカヤドカリを直接採取してしまうことは、法律に違反する行為となりますのでご注意ください。

オカヤドカリとはその名のとおり、稚ヤドカリの時と産卵以外は海水の中ではなく海辺のおか(陸上)で生活するヤドカリです。エビ目・ヤドカリ下目・オカヤドカリ科・オカヤドカリ属 Coenobita に属するヤドカリです。オカヤドカリ科 Coenobitidae にはヤシガニ属 Birgus とオカヤドカリ属 Coenobita の属があります。

海水は特に必要は無いのですが、海水を入れてあげると海水浴をしたり、海水を舐めたりします。

貝殻に入らない大型のヤシガニやオカヤドカリ、ムラサキオカヤドカリ、コムラサキオカヤドカリ、ナキオカヤドカリ、オオナキオカヤドカリ、サキシマオカヤドカリ等のオカヤドカリが日本にも生息しています。

紀伊半島や四国の太平洋側でも生息が確認されていますが、琉球列島あたりから黒潮の影響で無効分散により生息しているものと思われます。一般には死滅回遊魚と呼ばれている魚類と同じですが、紀伊半島などでは少数ですが越冬している様です。

オカヤドカリは冬の寒さにとても弱いです。気温が20度以下になるようでしたら爬虫類用のパネルオートヒーター等で温度を上げて下さい。(20〜30度が最適気温です)湿度も50%〜80%ぐらいが良いようです。(冬季はヒーターを付けた水槽にガラス蓋等で蓋をすると温度湿度共に保てます)温湿度計が有ると良くわかりますね。

餌はオカヤドカリ用の人工飼料も色々出ておりますが、煮干の頭、クリル(乾燥エビ)、果物(スイカ・リンゴ・ナシ・ブドウ・ バナナ・パイナップル・メロン・イチゴ等の果物)、野菜(トウモロコシ・サツマイモ・ キュウリ・ ニンジン・ レタス・キャベツ等)、魚・亀用の人口飼料等をバランス良く与えてあげれば、長期間飼育出来ます。もちろんヤドカリですので引越し用の貝殻も入れてあげてください。当店オリジナルのオカヤドカリ飼育ケースも色々ございます。おすすめは陸上と海水部分を作って海水を循環させる水槽です。

オカヤドカリは、天然では20〜30年ぐらいの寿命が有ると言われています。水槽飼育でも10年以上飼育している方もたくさんおられます。オカヤドカリは最後まで責任を持って飼育出来る方のみ購入をお願い致します。

オカヤドカリは採取期間と採取料が決められており、例年3月下旬頃から9月下旬頃までが採取許可業者が採取しても良い期間です。文化庁が許可を出しております。この期間に許可業者が採取した個体は、通年販売が出来ます。当店は店頭でも販売致しておりますので店頭でゆっくり実物を見て頂いて、説明を聞いて頂いて購入して頂けます。 また通販で購入頂いた方にも、飼育相談はお受け致しますので、いつでも お問合せフォーム や電話でお問合せくださいませ。

当店で販売しているオカヤドカリはオカヤドカリ、ムラサキオカヤドカリ、ナキオカヤドカリの3種類です。この3種は沖縄よりコンスタントに入荷しますが、他の種類は稀です。サキシマオカヤドカリ、コムラサキオカヤドカリ、オオナキオカヤドカリは生息数がとても少なく、採取、販売が禁止されていたり、販売が自粛されていますので、現在当店では上記の3種のみ販売致しております。。海外産のオカヤドカリも現在は輸入禁止となっておりますのでご注意ください。ヤシガニは特に規制はございませんが、沖縄県や鹿児島県の一部の島では採取が禁止されています。当店でも夏季は在庫しております。


オカヤドカリについてのご質問がございましたら、御遠慮なくどうぞ!

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