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人工海水について
綺麗な天然海水が準備できれば一番良いのですが、調達したり、滅菌したりするのが大変ですので、海水魚等の生き物を飼育する場合は一般的には人工海水を使います。
最近では水量の多い水族館でも人工海水のみで飼育、展示している、水族館もございます。
人工海水は、各メーカーから10L用などに小分けした製品から300Lほどのパックで、色々な人工海水が販売されています。
製品によっては水道水をそのまま使用して良い物や、逆浸透膜(RO)でろ過したRO水などで作った純水利用を推奨する物があります。
一般的には水道水を利用する方が多いので、水道水の塩素を中和して人工海水を使ったり、中和剤入の人工海水が便利でオススメです。
海水の塩類濃度がおよそ34〜36‰(パーミル)程度ですので、100Lの海水を作るにはおよそ3.5kgの人工海水が必要です。
人工海水を作成に当たっては比重計または濃度計、または100Lに3.5kg(メーカーで多少違います)等、真水と人工海水の重さを計って作ります。
人工海水を作る時は、真水と人工海水を混ぜた後、最低1時間以上、できれば数時間ぐらいは水中ポンプで攪拌しましょう。よくご質問があるのですが、人工海水を作る時にエアレーションは必要ありません。水中ポンプで攪拌するのが一番良い方法です。人工海水と真水が馴染むまで結構時間がかかりますが、少量の水換え等で利用する場合は、数時間程度の攪拌で問題ございません。
海水は常温で比重およそ1.023が適正値となります。(比重は温度で変わります。)
海水魚等の海の生き物を飼育する場合は、海水の濃度が重要になりますので、比重計、濃度計は出来るだけ精度の高い、信頼出来る物を購入頂きたいと思います。一番お金をかけて頂きたい商品です。但し最初からなかなか比重計、濃度計等にお金をかけれない人は、当店に海水を小さじ1杯程度お持ち頂きましたら、精密な濃度計で無償で測定させていただきますのでご利用ください。濃度が正しくなければ、水槽設備をしっかりしても海の生き物は飼育出来ません。
人工海水はどれも同じように思われがちですが、メーカーにより調合している物の種類、品質、配合量、配合方法などが違います。
当店オススメの人工海水は、ライブシーソルト、レッドシーソルトです。 店頭でもこの2種類の人工海水を使って生体をストックしております。
人工海水のメーカー等を変える場合は全水量の10%未満で新しい人工海水で水換えして、徐々に変更していけば問題ございません。が頻繁には変更しない方が飼育している生体には負担がかからないと思います。
濃縮天然海水というのもございますので参考に紹介させて頂きます。
(濃縮天然海水の良いところ)
・当店販売の濃縮海水は天然の海水を1/10に濃縮しただけなので、理論上は1:9の水を足すと天然海水に戻る。
・輸送費が安い(天然海水の理論上は1/10)コスト的には人工海水と天然海水の中間といったところです。
・保管場所も天然海水に比べ1/10(濃縮した状態で保存した場合)
(濃縮天然海水のデメリット)
・人工海水よりはよさそうだが、天然海水未満。
・濃縮した物をもとの濃度に戻した場合完全にオリジナルになってるのか、一部やはり元には戻らない部分があるのかは、言い切るのは難しい。
・濃縮を元の濃度に戻すのに時間がかかる(透明になるまで)
人工海水についてのご質問がございましたら、御遠慮なくどうぞ!
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